
久々に個人的にど真ん中ヒットな映像を見つけました。
しかも日本人のメディアアーティストだというのに驚き。
多摩美術大学出身でインスタレーションなどのクリエイティブを手掛け、文化庁のメディア芸術祭やかの有名なアルスエレクトロニカでの受賞歴もあるようです。
知らなかったので発見してとても喜ばしい気持ちです。
こういったオーディオ
+ インスタレーション系は素敵ですね。
音との親和性だけを求めるのではなく、そこに不調和があったりするとぐっと来ます。
Unityで以前スペクトラムビジュアライザーを作ってみたのですが、その時にFFTWindow.BlackmanHarrisなんてモノが出てきてこういう系のことをやるにはかなり頭がよろしくないとダメなんだなぁなんてへこたれた記憶があります。
cosなんて高校の数学以来、一切見ていなかった文系の僕からしたら道の領域すぎて、今日も「ある支点を中心としてその周囲を毎フレーム一定の距離間で動く」みたいなプログラムを書かなくてはならなかったのですが演算系をちょい使ったのでちゃんと理解するまで時間がかかりました。
少々個人的なことですが、僕の母校に鬼界彰夫先生という恩師がいてやたら小難しいことを仰る方でした。
彼の授業を受けなければ一生物理学に興味を持たなかっただろうな、と思うとやっぱり大学いってよかったなんて思っています。
元々は哲学系の方なのですがやたら数理的な分野にも造詣の深い方で今でも彼の授業で話していた内容を覚えていたりします。
実存主義的な部分も少なからずあったので、キルケゴールとか好きな方は是非鬼界先生の著書を読まれると面白いと思います。
一体なんの宣伝かわかりませんがそんなことを考えて今日プログラムを書いていたって感じです。
特にオーストリアのルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタインに対する論考などは今さら読み返したいと思っています。
メタファーや音楽理論を哲学に引用したりするウィトゲンシュタインは哲学って面白いと思えたきっかけでもあります。
名言の一つに「世界と生命は一つだ(注:自分訳)」という言葉があるのですが、これが当時好きだった村上春樹の表現でよく出てくる「生と死は常に近くにある」のような言い回しがあって、世界に対して異なる見方をする人物としての比較みたいなことを考えたりしました。
とてつもなく映像と話が離れてしまいましたがクリエイティブ系のことをされている方は機会があったら是非、ということで。
※追記:Embedを制限しているようなので直リンクに直します。
おまけで偶然見つけた面白いショートフィルムもどうぞ。
※ちょいアダルト気味なので注意してください。
http://vimeo.com/56133504
http://vimeo.com/56828980