
ペーパークラフトで作られたオブジェクトへのプロジェクションマッピング作品。
使用されたソフトウェアは3Dモデリング作成などをする統合ソフトウェアのMayaと3Dデータからペーパークラフトを生成することができる日本製の『ペパクラ』。
Mayaであらかじめ3Dモデルのデータを作成しておき、そのデータに対してマッピングするテクスチャを決め、実際に投射する対象をペパクラで作成する、という流れでしょうか。
一見、童心をくすぐられるペーパークラフト作品がプロジェクションマッピングによってさらに高度でおしゃれな雰囲気に仕上がっています。
作者である1986年オランダ生まれのクリエイター、Daniel Bruning氏はイギリスでアートとデザインの学士号を取得した後、オランダでメディアコミュニケーションの博士号とMayaで学位を取得したそうです。
自身でモデリングやアニメーション、編集を含め映像まで手がけているとのことで、VJとしての活動も行っているとのことです。
ペーパークラフトというアナログの中での楽しみにプロジェクションマッピングをプラスするという発送が面白いですね。
昨今巷で話題の3Dプリンタを使ったプロジェクションマッピング作品もこれから増えてきそうだと感じます。
よりプロジェクタやソフトウェアが個人レベルで手の届くモノになってきたおかげで様々なクリエイターの感性を表現する手段が増えたことは観ることを楽しみとしている側からしても嬉しいことです。